名工選「NEXT九谷 vol.IV」展
360年以上の伝統を受け継ぐ九谷焼は、あらたな創造の時代に入っている。
色の表現、形の表現は、作家個々人の個性の発露であることは、美術工芸に携わる者共通の理解である。
その点、九谷焼が個性創造のあらゆる可能性を内包していることは言をまたない。
古九谷時代の後藤才次郎、再興九谷時代の青木木米、本多貞吉、粟生屋源右衛門、飯田屋八郎右衛門、永楽和全、斎田道開、九谷庄三らはみな九谷焼の創造者であり改革者であった。
彼らの個性を生かしたあらたな九谷焼の創造は時代に求められ、万人に認められて、やがて九谷の伝統となっていった。
明治以降、近代化がすすみ工芸の技術面は向上し販路や展観機会は拡大した。
令和に入った今、あらたな個性創造を時代は求めている。
「NEXT九谷」はそれに応えるべく確実に歩みを進めている。
出展作品からその息吹を感じ取って頂けたら幸いである。
Artist
Detail
- 会場
- KAM 能美市九谷焼美術館|五彩館|
- 会場住所
- 〒923-1111 石川県能美市泉台町南56
- 会期
- 2022年10月15日 〜 2022年12月11日
- 時間
- 9:00〜17:00(入館は16:30まで) 休館日:毎週月曜日
- 詳細
- https://kutanism.com/exhibition-detail01-jp/