朧銀塗螺鈿器・眉月

翁 欣羽
WENG Xinyu

Details

作品ID:902
漆・木工 使う インテリア

About

中国古典における「原型意象」の一つとして、月の「意象」の魅力に関して日本の古典中国文学研究者である松浦友久はその永遠性、不変性、そしてその超越性、あるいは不可触性といった性格であると考えている。
月のクレーターとざらざらした質感を表現しようとした。
形に関しては、月の形は詩的な表現に基づいた器物の形を想定した。そこで作品においては三日月の形を真ん中に凹んでいる曲面のある細身の器にした。
その上に螺鈿粉を全面に蒔き込んだ表面に、光を当てると螺鈿の色彩を反射して星空の「意象」を作り上げることであった。

Artist

翁 欣羽 WENG Xinyu
翁 欣羽

2011年から漆に出会い、漆の物質感と重層性、そして多素材との組み合わせにより生み出す豊かな装飾世界に魅かれて制作してきます。

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