About
この作品は機能よりも造形的要素を重視し、器物としての実用を拒絶した作品制作を目指したものです。
本来ものをおさめるという器の機能とは裏腹に視覚的・感触的に危険性を連想させられる形を表現し器の機能と鑑賞という要素に差異をおこさせ本来の在り方を再認識してもらう契機となることを目的としました。
長さ 1mの洋白の棒から 10 cmずつを切り出し、1700 本の棒を針の形に削り出し1200 本を磨き光らせ残りの 500 本はマットな表情のままに器に乱雑に配置しました。
針の仕上げに差を付けることで光の目移りを利用し、より危険を感じられる表現としました。
Artist
岩本 紀羽
IWAMOTO Kotoha
機能と鑑賞をテーマに、金属ならではの表現方法を用いて制作しております。
また、その過程で習得した技術から日常の中で使用できるアイテムを通販にて販売しております。
Official Site
KOTOHA IWAMOTO
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