米津 真理奈
米津 真理奈 YONETSU Marina
主に手がける作品:アートピース、インスタレーション

私の作品は一貫して内と外の関係性を考察し、両方と対峙することでひとの観点を内省に向ける。作品を通して、感情の在処や、無い(欠けている)ものを想う時間を生み出したいと思っている。

素材を扱う上で、表面と内部の対比を見せる構造を研究した結果、ガラスを砕き、断面を継いで再構築する【砕継】という現在の表現方法に行き着く。

私の作品は一貫して内と外の関係性を考察し、両方と対峙することでひとの観点を内省に向ける。作品を通して、感情の在処や、無い(欠けている)ものを想う時間を生み出したいと思っている。

素材を扱う上で、表面と内部の対比を見せる構造を研究した結果、ガラスを砕き、断面を継いで再構築する【砕継】という現在の表現方法に行き着く。

Career

1994年 大阪生まれ
2015年 富山ガラス造形研究所 造形科 修了
2017年 富山ガラス造形研究所 研究科 修了
2020年 金沢卯辰山工芸工房 修了
2022年 大阪を拠点に制作活動 

Exhibitions

2024
8.31-9.30
biotop

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東京都hide gallery
強さと脆さが共存するガラス表現を探求し、日常で目にふれる、いきものの生死の循環をテーマに凝縮した空間と時間をお届けできればと思う。−米津真理奈

関西を拠点に活動する米津真理奈(1994-)は、昨年個展活動をはじめたばかりの、若手ガラス作家です。
富山ガラス造形研究所、金沢卯辰山工芸工房といった北陸地域で、ガラス技法を磨いてきました。
米津は、一度鋳造したガラスをバラバラに砕いたのち、再びそれを組みあげる行為を通して、存在することや死について思索しています。
加熱したガラスを急冷することでできた鮮烈なヒビと、そのヒビの隙間にのぞくガラスのかがやきに、鑑賞者は相反する皮膚感覚にはじまり、複数の時間、記憶を会得することでしょう。
「ビオトープ」(生物の生息空間を示す語)と題された本展は、近年米津が取り組んでいる動植物のモチーフと、hide galleryの空間が出会ったことによって生まれました。
米津の新作ならびに旧作を含んだ一連の作品群が、自然が垣間みえる展示空間を舞台として、独自の世界を構成します。

2022
10.8-11.27
 BIWAKOビエンナーレ2022 “起源〜ORIGIN”

BIWAKOビエンナーレ2022 “起源〜ORIGIN”

滋賀県滋賀県 近江八幡旧市街地、沖島、彦根市街地、彦根城、鳥居本など
土地の歴史、空間の魅力が芸術によって輝き出す
滋賀県の琵琶湖を中心に広がる、近江八幡旧市街、沖島、彦根市街地、鳥居本の約35箇所の会場を舞台に、国内外のアーティストが展示を行うアートイベントです。

また、空き家や古民家を会場として活用することで、古き良き建物の魅力を再発見し、後世につないでいくための「地域再生」も目的のひとつ。長年放置されている日本家屋を、地元住民や日本全国から集まる有志たちで清掃することから始めています。町の歴史と芸術が重なり合う作品展示によって、五感をフルに使った鑑賞体験をお楽しみください。