金沢美術工芸大学 工芸科陶磁コース 大学院在学中
古来から、人々は身につけたり飾ったりすることで縁起を担ぐ工芸品を作り続けてきました。それらは可愛くてユニークで人々の祈りと願いが込められています。
「工芸とは何か」というテーマは捏ねられすぎて、自分の見解を書くのは少し照れくさいですが、私は買い手・使い手の心を慮って作られたモノだと考えています。
というわけで、縁起物は私の中の工芸にドンピシャなのです。
その形や意味合いの面白さ、縁起物の現状などを踏まえながら自分なりの縁起物を制作しています。
Career
1995年
滋賀県東近江市生まれ
2023年3月
金沢美術工芸大学 工芸科陶磁コース 卒業
2023年4月
金沢美術工芸大学 大学院 工芸科陶磁コース 入学
Artworks
Exhibitions

博士前夜 -問いがカタチになる前に-
石川県金沢21世紀美術館 市民ギャラリーB(地下1階)
このたび、金沢美術工芸大学大学院美術工芸研究科博士後期課程の学生8名による合同研究発表展「博士前夜 -問いがカタチになる前に-」を開催できますことを、心より嬉しく存じます。
本展は、完成作品のみならず、スケッチやノート、試作など、表現や研究が「問い」から「カタチ」へと向かう過程―思考の萌芽と試行錯誤の軌跡―を敢えて公開する、新たな試みです。来場の皆様には、未完成の段階にこそ宿る可能性と創造の息吹を、ぜひご体感いただきたいと願っております。
博士課程における探究とは、まるで深海へ潜るような孤独で果敢な挑戦の連続です。成果に至る道のりには、絶え間ない自己問答と内省が積み重なっています。本展では、8名の研究者・表現者が、それぞれの「問い」と、揺らぎ続ける思考の瞬間を、等身大で社会に提示しています。
本学は創立以来、学術研究と表現活動の深化を支えてまいりました。本展が単なる成果発表にとどまらず、金沢における美術工芸文化のさらなる醸成と発展に資する場となることも、私たちの重要な使命の一つと考えております。地域社会と研究成果を共有し、新たな文化の芽を育む本展の意義は、極めて大きいと確信いたします。
「博士前夜」は、完成品を並べる場ではなく、“問い”が生まれ、思考が交差し、未完成の可能性が解き放たれる場です。どうかご来場の皆様には、展示された思考の軌跡に触れ、創作や研究が形となる前夜の「躍動」と「逡巡」を感じ取っていただければ、これに勝る喜びはございません。
最後に、本展開催にあたりご指導・ご支援を賜りました関係各位、並びに地域の皆様に、心より厚く御礼申し上げます。
掲載画像は以下のサイトより引用しております。
https://www.kanazawa-bidai.ac.jp/event/43228/

KOGEI ARTISTS LEAGUE
東京都日本橋三越本店6階 美術特選画廊
三菱UFJフィナンシャル・グループは、社会貢献活動の一環として、2023年より日本の工芸の『伝統と革新』を支援する「MUFG工芸プロジェクト」を進めてきました。日本の伝統的な工芸の文化や技術の継承に寄り添い、そこから変化の時代に必要なイノベーションを学ぶことを目的としています。
このたび、工芸の作り手をめざす若手を対象とした新しいプログラム「KOGEI ARTISTS LEAGUE」を開始します。若手作家に対し展示・販売の機会をつくるとともに、その選考の過程で、活躍している先輩方がサポーターとなって交流や学びの機会をつくり、良い刺激となることを期待するものです。

祝の会
東京都東武百貨店 池袋店
このたびアートギャラリーにおきまして『祝の会』を開催させていただきます。
荒木いちご、新生加奈、松平一民、松原亜実、森川琴美はじめ個性的な若手画家9名による展覧会です。今回は「招福」をテーマに伝統的な日本の美を継承しながら現代に生き生きと甦らせた、最新作をご紹介いたします。

金沢美術工芸大学 卒業・修了制作展 2025
石川県金沢21世紀美術館 市民ギャラリーほか
本年度卒業生・修了生の制作展と博士後期課程学生の研究発表展を行ないます。
日本画、油画、彫刻、芸術学、視覚デザイン、製品デザイン、環境デザイン、および工芸の力作をお楽しみください。

第81回金沢市工芸展
東京都金沢エムザ8階催事場
金沢市工芸協会会員や一般の方から公募した、さまざまな分野の作品を展示します。
重鎮から新人、若手作家までの工芸作品が一堂に並び、大変見ごたえがある展示です。
この機会に、多彩な工芸品をぜひお楽しみください。

金沢から新しい風が、、、—金沢美術工芸大学2024年選抜展—
東京都銀座の金沢
金沢美術工芸大学工芸科を今春卒業、修了した、工芸を新たに切り開くことを期待する作家を紹介いたします。

福井県陶芸館 新幹線開業記念特別展Ⅰ 「魅せる、現代工芸―金沢-福井-京都―」展
福井県福井県陶芸館 1・2階「資料館展示室」
令和6年3月の北陸新幹線開業を見据え、福井県陶芸館では新幹線沿線がつなぐ地域である金沢、福井、京都の工芸による連携を目的とした工芸作品の交流展を開催します。
金沢からは金沢美術工芸大学大学院生、福井からは日展に所属する越前焼作家・吉田豊一氏、司辻健司氏、京都からは京都市立芸術大学大学院生にご協力いただき、北陸新幹線がつなぐ1府2県の作家の工芸作品を一堂に展示することにより作家同士の交流、「伝統工芸」が盛んな産地の「現代工芸」という新たな可能性について模索を試みます。
実用の「用」だけではなく、「魅せる」をテーマとした工芸作品をお楽しみください。

卒展セレクション2023
石川県NPO法人金沢アートグミ
県内のアート、デザイン学校の卒業制作展の中から、金沢アートグミの会員が選んだ作品を展示します。
会社員、デザイナー、コレクター、アートファンなどさまざまな立場の人々で構成されるNPO会員の目で選ばれる作品たちに、それぞれの推薦文を添えて会場に展示します。
会期中は来場者による作品人気投票を行い、その中からアートグミが最終的に選出した1名に、今後様々なサポートを行います。
金沢に住む「私たち」が、次のアートシーンを選び、育んでゆきます。

はなまる展 荒木いちご 花井円香
石川県トネリコ
金沢美術工芸大学 工芸科4年生による、陶磁と金工作品を展示いたします。